パプリカ ピーマン 艶やかなときに
鰯雲が見え隠れするときに
飛騨国府は今
秋の例大祭のとき
皮切りは
国の重文荒城神社
社格は金幣社
斎主は飛騨水無神社の宮司
岐阜県神社庁派遣の献弊使を迎えて
総勢7名の神職で厳かに執り行われた
コロナ禍の祭礼は
杜にこだまする祭り囃子がない
杜をつつむ氏子の語りがない
杜をはぐくむこどもたちの声もない
こんな
鎮守の祭りを誰が予想しただろうか
あらためて
艶やかなパプリカとピーマン見入る
今も昔も変わらぬおもい
平穏な収穫の秋であってほしい
人の思いだけはこのパプリカとピーマンのように
艶やかであってほしい
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